どうもこんにちは! Terryです!
今回はフローリング床のお手入れについて綴っていきます。
10年ほど前ならば、とりあえずワックスを塗ってツヤを出して…みたいな風潮があったのですが、最近ではワックス自体がNGな床もあります…
普段のお手入れも絡めて触れて行きますね!!
フローリングにワックスは必要なのか?
今回は無垢材には触れず、既存の製品化されたフローリング材について触れていきますね♪
僕が清掃業界に入った10数年前、新築一軒家の美装の一番最後にはフローリング床にワックスを塗布していました。
ワックスはなぜ必要なのか?
その理由がわからないまま、当時はいわれるがままにワックスを塗っていました。
今の僕ならば…
「床表面の保護の役割としてワックスを塗って被膜を作り…」とは答えはするのでしょうが、同時に「いつかワックスをはがすという重作業がともないます…」とも答えるでしょうね…
ワックスを塗った副産物としてツヤが出るわけですが、ツヤ=きれい という概念が建設業界に浸透しちゃっていたような気がします。
新築美装のお仕事では、はたして床の保護の目的としてワックスを塗っていたのかどうやら…
ツヤがでてきれいに見える…
はたまた、大工がフローリング工事の時にボンドをはみ出してしまい、それを隠すためにワックスを…
なんてことを理由に、ワックスを塗らされていた気がします。
8年くらい前あたりからは、ワックス不要のフローリング床が多く出回ってってきたイメージがあります。
フローリング材の表面に「NOワックス」と書かれたシールが貼られていたり、現場監督からワックスを塗るなと指示がでたり。
丁度ワックス塗布の転換期だったと思います。
ワックス不要のフローリング材は表面に汚れがつきにくい加工がされているせいか、普通のワックスを塗ってもすぐにはがれてしまうんです…
ワックスがはがれるというクレームがよく来たという話を現場監督から聞きました。
僕ら掃除屋はこのワックスはがれのクレームを防ぐために、ワックスが密着するかどうかのテストをします。
床材にワックスを少し塗り、乾燥させてから塗った部分にセロハンテープをはりつける…
そしてセロハンテープを思いっきりはがし、はがしたテープにワックスの被膜がついているならば、その床材にはワックス塗布はNG…
ワックス不要のフローリング材は、この密着テストNGとなる場合が多いですね…
実は、ワックス不要のフローリング用のワックスも存在するのですがね…
一度ワックスを塗った床は、ワックスの被膜表面に細かい傷や汚れがついてきたら、定期的に表面洗浄とワックス塗布という作業が必要になってきます。
ワックスを塗り重ねていくうちにどうしてもワックスの被膜が黄変したり、油を含んで黒ずんできたりしますので、ワックスをきれいにはがす作業が必要になります…
このワックスをはがす作業を俗に”剥離”と呼ぶのですが、この作業は床材自体にリスクを伴うので避けたがる掃除屋も多いですね…
お家のフローリング床にワックスを塗るかどうかは…剥離作業をしてもいいのかどうか…で決めるといいのではないでしょうか…
下世話なお話ですが、業者に剥離作業を依頼すると…いいお値段の請求がくると思います…(笑)
続く…
最後に…
フローリング床の手入れを書くつもりが…
ワックスについて語ってしまいました…汗
フローリングのお話は次回も続きます!
どうもありがとうございました!!