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床のおそうじ♫

フローリング床のワックスを剥離する! 剥離剤は?道具は?

どうもこんにちは!  Terryです!

 

今回はフローリング床に塗られたワックスを、はがす作業である”剥離”について綴っていきます。

 

清掃業にたずさわる人間で、ワックスをはがす作業が好きな人はあまりいない…これは僕の勝手なイメージですが、まんざらではないような気がします。

 

結構大変な作業です…

 

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ワックスをハクリする…

 

 

目地の左側のフローリング床にツヤがないのがわかるでしょうか?

 

実はこれ、左側だけ部分的にワックスをはがしたからなんです。

 

もともとワックスとは、床の表面を保護するために塗るものです!

 

ツヤはその副産物なわけですが、どうしても日常生活を送っているうちにワックスの表面にダメージを帯びてきます。

 

目地右側の床には、ワックス表面に傷が見えますね。

 

 

⇒部分的にワックスをはがす方法はこちら!

 

 

ワックスの剥離が必要な状態とは?

 

同じ現場のキッチンの流し前の床ですが、ワックス被膜に油分が浸透して黒く変色している部分がありました。

 

さらには、棚などモノを置いていた場所と置いていなかった場所とで色が違ってきています。

 

この状態の上からワックスを塗っても、黒ずみや色の違いはこのまま残ります…

 

 

 

同じ現場の洋室の床ですが、敷物の裏地でワックス表面に傷がつき、跡が床全面に残っていました。

 

この状態でワックスを塗っても、敷物の跡が消えることはなく逆に目立つようになります…

 

ワックスの変色や傷が多数見られるようになった場合、ワックスをはがす作業”ワックス剥離”を検討する時期です。

 

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フローリング床のワックスを剥離するには?

 

今回用意した道具は、研磨剤がほとんど入っていない水色のファブリックシート、へたり具合が違う茶色のスコッチブライト3枚、プラスチック製ヘラにバケツとハケを。

 

あとは、ワックスをはがす剥離剤を中性ゼリー状タイプとアルカリ性の溶剤型、タオル数枚といったところでしょうか…

 

 

 

掃除屋は剥離作業が嫌い…僕はそう思っているのですが、リスクがかなり高いんですよね…

 

普通剥離という作業は、ワックスの床にアルカリ性の剥離剤を塗って15分ほど置いてワックスの皮膜を破壊し、それからスポンジでこすってワックスをはがします。

 

ですが、木製のフローリング材は…液体を10分もおくと目地や継ぎ目から水分を吸収してしまう上にアルカリ性が悪さをして、変色や反りの原因になってしまうわけです…

 

セオリーが通用しない…

 

ましてや最近では、木の粉や紙を固めて作ったものにビニールの被膜を加工したフローリング材など、水分厳禁な商品も出回っています…

 

もし剥離を失敗すると…フローリングの全面貼り替えなど代償の大きいものとなりますね…

 

剥離剤のメーカーも対策を考えて、フローリング専用の、水分を吸い込みにくいゼリー状の剥離剤を売り出しているのですが…

 

…ぶっちゃけ、効果の弱い剥離剤が多いと思います…

 

写真は、フローリング専用のゼリー状の剥離剤を塗布しているところです。

 

 

 

浴室前の床など水まわりの床で使われている床材”クッションフロア”では、アルカリ性の液体剥離剤を15分以上放置可能ですよ♪

 

アルカリ性の剥離剤を使ってフローリングのワックスを剥がした例はこちら

 

 

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ワックス剥離の方法!!

 

 

フローリング床のワックス剥離の基本は、ゼリー状の吸収しにくいフローリング用剥離剤を塗布→研磨剤の入っていないスポンジでこすってタオルで回収→キレイなタオルで水拭き…という作業になります。

 

細かい固形物が付いている場合は、床材自体に傷がつかないようにプラスチック製のヘラを使い、固形物をそぎ落としながら進んでいってください!

 

今回の剥離現場の床材は表面に細かい凹凸があり、その上からウレタン配合の硬いワックスが塗られていたため…基本のゼリー状の剥離剤と研磨剤の入っていないスポンジの効果が全くありませんでした…

 

そのためあえて基本から外れ、タブーとされている液状の溶剤型剥離剤と研磨剤が入ったスポンジ”スコッチブライト”で施工しました。

 

非常にリスクが高いやり方なので、絶対真似はしないでくださいね…

 

もし凹凸のないフローリング材を、研磨剤が入った”スコッチブライト”などでこすって細かな傷をつけてしまうと、その上からワックスを塗布した場合に、ワックスの皮膜がレンズのような役割をしてしまい、傷が目立つようになります…汗

 

 

 

スポンジでこする際は楕円を描くようにしてから、水分を含んだタオルで回収してください!

 

今回の作業は、久しぶりに緊張感のあふれた 嫌な汗がでる作業となりました…(笑)

 

 

 

 

油で黒ずんだキッチン流し前の床も、ワックスをはがすことできれいになりました。

 

 

 

敷物の跡も、ワックスを剥がすことで消えました。

 

きれいにワックス剥離ができましたら、ワックスを塗ってもきれいに仕上がりますよ♪♪

 

逆に前のワックスをはがしきれていないと…新しくワックスを塗っても前のワックスの残りが非常に目立ちムラになってしまいます…

 

ワックスを塗布する前に、前のワックスが残っていないか、きっちり確かめることが重要なポイントとなります!!!

 

フローリングのワックスの塗り方はこちら

 



 

塗って乾燥したワックスの皮膜がパラパラとはがれてくる!?

 

最近はワックスを塗らなくてもよいフローリングが存在しています。

 

僕らは”ノンワックスのフローリング”とか呼んでいますが、なぜかこの床材にワックスが塗られている場合(塗られていた時代!?)があるんですよね…

 

ノンワックスのフローリングに普通の樹脂ワックスを塗るとどうなるのか…

 

答えは…密着不良を起こして、塗って固まったワックスの皮膜がパラパラとはがれやすくなる場合が多いですね。。。

 

こうなってしまうと、全面的にワックスを剥離するしか手はありません…

 

 

床材に初めてワックスを塗ろうか考えた場合、まずはワックスを塗っても密着不良を起こさない床材なのかテストをしてから、ワックスを塗るのが良いですよ!!

 

ワックスを塗っても大丈夫な床材なのか、テスト方法はこちら!

 



最後に…

フローリングのワックス剥離のやり方について、触れてみました。

 

ワックスを剥がす作業は、リスクの高い重労働です。

 

作業以外に気をつけることとしては、塗った剥離剤の上はつるつる滑るので絶対に歩かないでくださいね!

 

実際に僕の師匠は、ワックス剥離中に滑って転倒して鎖骨を骨折しています…

 

あと一般の方でワックスを剥がそうかと考えている方もいると思います。

 

元掃除屋の僕としては・・・おそうじ本舗など、名前の通った大手の清掃業者に依頼することをおすすめします。

 

なかには、床が膨れてきたとしても「乾燥したら元にもどる」と嘘をついて逃げていくような悪徳業者も存在しますしね。。。

 

大手の業者なら、なにかあった時にきっちりと対応して、責任を持ってくれますよ。

↓   ↓
おそうじ本舗

 

お掃除の参考になりましたでしょうか…

 

どうもありがとうございました!!

 

-床のおそうじ♫