どうもこんにちは! Terryです!
今回は、自分で掃除屋を始めるなら絶対に加入したほうが良い、損害保険のことについて綴ります。
事故なんか起こさないから大丈夫だろう…という気持ち、甘いかもしれません…
清掃業は事故や損害と隣り合わせ
もちろん事故を起こそう!とか、モノを壊そう!と思って仕事をする人は皆無でしょう…
ただこのお掃除の仕事は、作業をする本人が気をつけていても事故がついてまわります。
・介護施設の厨房のステンレス製換気扇を掃除したところ、アルカリ成分が少し残留していたらしく徐々に変色が見られた…
・らんまのホコリを取ろうとしたら、細かい彫刻部分が取れてしまった…
・飲食店の掃除にいき、一つしかない秘伝のタレが入った壺を移動させようとして、壺を割ってしまった…
・じゅうたんの掃除にいったところ、洗剤の選択を間違え変色させた…
・エアコン洗浄をしたところ、エアコンが作動しなくなった…
・浴室の水アカを取ろうとある洗剤を使ったら、バスタブの表面のツヤが無くなった…
・飲食店の床の掃除に行ったところ、冷蔵庫をショートさせてしまい、その日の営業ができなくなった…
・病院の床のワックスをはがす作業をしたところ、床材が変色した… etc…
実はこれらは、僕が耳にしたことがある、作業で本当に起こった事故です。。。
数百万単位での弁償になった場合など、本当に大変です…
請負業者賠償責任保険と生産物賠償責任保険
法律上では、作業中に他人の身体や財物に損害を与えた場合、賠償をしなければいけません。
また作業完了後、作業の欠陥や不備が元で事故がおこり、他人の身体や財物に損害を与えた場合、賠償をしなければいけません。
意図していない事故で、賠償責任を負担することで被る損害を補償するのが”請負業者賠償責任保険”です。
また、賠償損害を保険金として支払う”生産物賠償責任保険”があります。
この二つの保険は、絶対に入っておいたほうがいいのですが、最近では保険会社によっていろいろな商品があるようです。
僕が独立を考えた時は、〇〇の損害保険がいいよ♪とか教えてくれる人間がいなくて、店舗を構えている代理店に飛び込みで入って、いい損害保険がないか探しましたね(笑)
保険といっても代理店によって得意分野が違うらしく、生命保険や火災保険は詳しいけど損害保険はちょっと…というところも存在します。
僕が決めた損害保険は、”請負業者賠償責任保険”と”生産物賠償責任保険”の両方を兼ね備えたものにしました。
開業前に損害保険の契約をすることになるのですが、その1年間の保険料は、大体稼げるであろう収入を自己申告して、仮に支払う保険料が決まりましたね(笑)
そして、その年度分の確定申告を済ませてから控えの”収支内訳書”をもって保険代理店へ行き、稼げるであろうと思った収入より実際の収入が多かった場合は追加の保険料を、稼げると思った収入より実際の収入が少なかった場合は仮の保険料から返金を…そんな感じでしたね。
最後に…
事故や損害と隣り合わせというものの、どうしても防ぐことのできない事もあれば、お客様からの信頼を失うような犯してはならない事案もあります。
事故や損害を起こしても、みずから報告しなかったり逃げるなどの行為は論外でしょう。
素材に対する洗剤チョイスのミスによる事故など技術的なものは、掃除屋としての信頼自体を落とし、次のリピートにつながらなくなります。。。
素材や洗剤の進化に合わせ、自分自身も知識の習得と技術の研鑽を積むことが、非常に大事なことだと思います。
参考にはなりましたでしょうか…
どうもありがとうございました!!