どうもこんにちは! Terryです!
僕は引っ越し後の賃貸物件のお掃除を本業としているのですが、職業柄、事業用の太陽光発電をやりませんか?という話が、ここ数年で10回以上舞い込んできました。
僕のまわりには、太陽光発電に飛びついた人間が何人もいるのですが、僕自身はすべてお断りしましましたね。
事業としての太陽光発電に関してものすごーく勉強したわけではないのですが、お断りした理由を綴っていきます。
10kw以上のシステム容量で、売電価格が20年間固定買取制なのが事業用太陽光発電!
もともと自分が所有していて遊んでいる土地や、所有するアパートやマンションの屋上、自分の家の屋根に、この大規模な太陽光パネルを乗せられるのであるならば…事業用の太陽光発電を始めるのもアリだったのでは…と思います。
不動産投資のように、ローンを組んで購入するのもアリかなと。
ただ、わざわざ土地を購入してその上に太陽光パネルを設置する”野立て”という方法は、よっぽどお金が余っているのなら別にして、ローンを組んでまでやるべきじゃないなぁと感じてしまいました。
20年間同じ売電価格を保証してくれるわけですから、めちゃくちゃ手堅い事業ではありますけどね。
僕のまわりの人間は、野立ての太陽光発電に手をだした人間が多いです。
ローンを組ましてくれる金融機関の思惑…
不動産投資と太陽光発電
最近金融機関でローンを組んでアパートやマンションを購入する、いわゆる”不動産投資”が熱いです。
金融機関は”不動産投資”という言葉を嫌がりますけど…
この不動産投資を簡単に言うと、毎月入ってくる家賃収入から、建物分の返済と利息を払った残りが、自分のフトコロに入ってくる!という感じです。
事業用の太陽光発電も似たような感じで、毎月入ってくる売電収入から土地代、設置代、パネル代の返済分と利息を支払った残りが、自分のフトコロに入ってきます。
不動産は退去が出た後、内装をいじったりクリーニングしたりと、けっこう手間がかかるんですよね。
その分太陽光発電は、晴れてくれさえいたらお金を生み出してくれるので、不動産投資に比べると楽だ!!という人が多いみたいです。
金融機関の支店長クラスの人から聞いた話…
僕のまわりの人間に聞くと、15年~18年の間でローンを組んでいる人間が多いです。
20年間売電価格が固定なので、それまでにローン返済はうまく終わっているという段取り…
前々から疑問を持っていたことがあったので、機会があったときにある金融機関の支店長をされている方に、そーっと聞いてみました。
僕「野立てで事業用の太陽光発電をしている方達は、売電が終わった20年目以降の土地や太陽光パネルをどうするつもりでいるんですかね??」
支店長「そんなこと考えて事業用の太陽光を始める人は、いないでしょ。笑」
支店長「われわれは、お金を貸すことで利益を得ています。太陽光発電は、返済で考えると手堅い事業ですからね~。」
…だそうですわ(笑)
つまりは、金融機関にしたら返済が滞るリスクが少ないうえに、手堅く儲けることができる。事業主の20年以降の話なんて知らないよ~ってことですわ(笑)
20年目以降の太陽光パネルを置いた土地をどうするのか…?
僕が野立ての太陽光発電をやらなかった理由、それは固定買取が終わった20年目以降の土地をどうするのか?という疑問を拭えなかったからなんです。。。
アパートやマンションは、ある程度人が住むのを見越した土地でないと建物を建てませんよねぇ。
逆に考えると、人が住む=土地の価値がある=売れる という考えがあると思うんです。
太陽光発電で使った土地は、、、価格を抑えるために安い土地=過疎化が進んだ農地や山の斜面=売れない ということがありえませんか!?
実際、高齢化が進んで作物を作れないようになって困っていた農地を、太陽光発電用に売ってお金にかえたと聞いたことがちょこちょこありますしね。。
20年後、太陽光パネルの処分はお金をかけることで撤去できますが、土地はどうなるのでしょう…
遊んだままにしとけばいいじゃん!?と思うかもしれませんが、固定資産税がかかるんですよね…
高齢化の農家が悩んでいたように…
野立ての事業用の太陽光発電はやらない!!と強く心にきめた僕ですが、それが吉とでるのか凶とでるのかは、、、20年後でないとわかりませんねぇ。。。
それではまた…