どうもこんにちは! Terryです。
今回は、掃除屋や清掃業に就こうかなぁ、もしくはお掃除ビジネスで起業しようかなぁ…と考えている人に、僕が思っていることを少し書いてみようと思います。
良いこと・悪いこと、、、いろいろ含めましてね(*‘ω‘ *)
清掃業は独立しやすい業種!?
僕が清掃業についてもう12年の月日が経ちました。
この業界に入ったきっかけは、やっと正社員として採用された会社に未来を見いだせなかったから!!
なんて…カッコのいいことを書いてみましたが、実際は毎月のお給料が手取り12万ちょっとで生活が苦しかったからでした…
僕は29歳まで某アミューズメント施設でアルバイトしながら、バンド活動メインの(ちょっと盛りすぎか??)生活をしていました。
で、バンドで芽が出ることはないな…とある会社に就職したものの、フタを開けてみればアルバイト生活よりも手取りが少なくて拘束時間が長くてきついという…
学校を出てすぐに就職しなかった自業自得だとわかっていましたが、もう自分で独立して何か商売をするしか給料を増やす道はないな…と当時感じたんです。
何の仕事がいいかな~と、いろんな本を読んでいると堀江貴文さんの”ビジネスの4原則”を知りました。
ビジネス4原則とは、”初期投資が限りなくゼロに近いこと” ”在庫を持たないこと” ”利益率が高いこと” ”永続性が見込めること” の4つなのですが、この4つになるべく当てはまる事業は成功しやすいとのこと…
当時の僕はまったくパソコンをさわることもできませんで、今思うと失敗したなぁと思うのですが(笑)、僕にできる”ビジネス4原則”にあてはまる事業は何かなと、、、
で、選んだ業種は清掃業でした。
普段の生活でも掃除をすることはありましたし、できないことはないんじゃないかと…
もしかしたら早めに独立できるかもな… そういう思いもあったと思います。
清掃業で独立! フランチャイズに入るべきかどうか…
当時の自分は貯金も無く、フランチャイズに加盟するなんてのは夢のまた夢でした。
ただ10年以上清掃業にいて、聞いたことや思ったことを書くとするならば…本当に必要なのかどうかよく考えてからフランチャイズには加盟するのがいいと思います。
フランチャイズに加盟することで最低限のお掃除や営業のノウハウが手に入り、大きな看板を使えるようになりますが、それが本当に現場ですぐに役に立つかというと、それはまた別のお話です…
フランチャイズに加盟したものの、数年で嫌になって抜けたという話を何度も聞きましたね…。
お金を出してノウハウを買うことで、成功までの時間を短縮する手助けにはなるのかなぁ…と思いますが、だからといって成功するかどうかは本人次第でしょう。
最近では資料請求は無料の所が多いですし【BMフランチャイズ】や【フランチャイズ比較ネット】でいくつもの資料を集め、検討してみるといいですよ!
僕自身は下積み4年で独り立ちをしましたが、その内訳は 某清掃会社の直営店で1年アルバイト→某清掃会社のフランチャイズ店で1年アルバイトしながら掛け持ちで夜中清掃のアルバイト→ある会社の専属の下請けとして2年自営業 てな感じでした。
4年が長かったのか短かったのか…人によって思うことは違うでしょうね。
ただ、お掃除のノウハウはもちろん、請求書の書き方 領収書の書き方 営業 確定申告の準備etc…いろんなことをやらざるをえなくて格闘しましたが、お給料をもらいながらノウハウを身につけることができて、今思えば得るものは多かったです。
最近では申告を考えるにしても、上の「弥生」とか便利なものもありますけどね。
あとここまで清掃業をやってきて、「お掃除商売の本とか、フランチャイズのサイトとかで言われているのと完全に違うな~」と感じたことがひとつありますね。
それは・・・夫婦で清掃業を始めたら、ストレスがたまって絶対にケンカになるよ!ってことです(笑)
僕は一人者なので一人で動いていたんですけど、夫婦で独立した人達は必ず夫婦喧嘩になっていましてね(笑)
二人で始めた方が稼ぎも2倍になって・・・と言われていますけど、そんなに簡単にはいかないです。
だって、24時間365日、顔を合わせるんですよ??
そんなん、ムリでしょ(笑)
仕事中に現場で衝突して、家に帰ってもお互いイライラ・・・
結果、仕事にも良くない影響が出てきます。。。
僕は、夫婦の仲を少しでも悪くさせないためにも、夫婦二人で清掃業を始める事には反対ですね(*‘ω‘ *)
ちなみに僕が「お掃除お掃除ビジネスってどんなモノなのかな?」と参考がてら買ってみた本は上の本です。
正式には当時買った本は緑色の表紙だったので、改訂版なのでしょう。
フランチャイズに加盟するかなども含めて、一度読んでみるといいと思います。
清掃業といっても種類は多様…
病院の手術室のお掃除であるとか、工場のクリーンルームのお掃除だとか、最近は清掃業も多様化してきています。
が、まぁ”清掃業”と言われて想像する形態について書いてみましょうかね。
ハウスクリーニング
一般家庭のお掃除を想像するといいです。
お客さんが、僕らが掃除している後ろで腕組をしながら見ていることが多々ありました。
緊張から、変な汗が出てきます(笑)
お掃除をするための素材や洗剤の知識は言うまでもなく、お客さんとの会話のスキルやマナーも必要になってきます。
一現場の単価はいいかもしれませんが、接客業と考えつつリピートを意識していかないといけません。
永続性を考えるならば、ハウスクリーニングオンリーだとなかなか難しいかもしれませんね。
原状回復工事
早い話が、引っ越しした後のアパートやマンションの空き室の掃除です。
ハウスクリーニングと似ていますが、求められるものは少し違うかな…と。
前の入居者の住んでいた形跡を消し、次の入居者が決まるようにお掃除する といったところでしょうか。
不動産屋から仕事がもらえるようになると、永続的に仕事が見込めるようになります。
ただ3月から5月頭くらいまでの間に、一気に仕事が集中する感じでしょうか…
最近では、壁紙(クロス)の貼りかえの仕事も一緒に求められる場合が多いかもしれません。
逆に言うと、掃除だけではなく内装業と水まわりの設備系の仕事を手配できるならば、高い確率で仕事をもらえることができるでしょう。
新築美装
完成した家やアパートなど建物の、施主に渡す前のお掃除です。
新品の建材についた粉や汚れを取る仕事ですが、キズをつけないように慎重な仕事が必要になりますね。
ハウスクリーニングや原状回復工事とは、また別なスキルが必要になります。
ビルメンテナンス系
スーパーや会社など建物の床の美観をメンテナンスします。
数人でチームを作って作業する感じですかね。
24時間戦えますか??状態で時間帯関係なく作業するうえに、機材代が結構かかります。
床材やカーペットの材質を判断できるようにならないと、事故とかありえますね…
数ヶ月に1度!など定期清掃の形に持ち込むことができれば、永続的に収入が見込めるようになりますね。
特殊清掃
ゴミ屋敷や事故物件のお掃除でしょうか…
医療的な知識や消毒技術、消臭のノウハウなんかは必需でしょうね…
僕は経験はありませんが、これから需要があるであろう分野ではあります。
ブランコを使って窓掃除
命綱1本をつけて、高層ビルの最上階からブランコに乗って下に降りながら窓掃除をする仕事です。
あまり就く人間がいないので、結構儲かるらしいです。
年収1300万の人間とかがいるらしいですが、高い所が苦手な僕には無理ですね(笑)
普通の生命保険には、入れなくなるらしいですが…
これからのお掃除ビジネスの展望は…
一昨年AI(人工知能)技術の発展から、10年後になくなるであろう仕事が発表されましたね…
壁紙職人や銀行の融資係などがノミネートされていましたが、意外なことにビルの清掃員などはその中には入っていないとか…
意外と清掃作業は複雑なようで、代わりのロボットを作るには膨大なコストがかかるんだそうです。。。
ただ、あべのハルカスをはじめ最近の建物では、石材の床が増え長尺シートなど化学床の使用は減ってきているようで、これからの床の美観をメンテナンスする仕事も様変わりが予想されます…。
将来的な人口減少問題を考えるにしても、アパートの空室問題や新築で家を建てる人の減少も考えられます。
”人のいるところにお掃除商売あり”という人もいますが、これから先の時代はなかなか苦戦を強いられるような気がします。。。
これからお掃除ビジネスに参入しようと考える人たちは、今までとは全く違う価値観を持って参入しないと、かなり厳しいのではないか…と感じています。
参入は、よーく考えてからで。。。
あと、何かあってからでは遅いので、損害保険にだけは入って置いた方がいいですよ!!
参考にはなりましたでしょうか…
どうもありがとうございました。